こんばんは。リフレーム・カウンセリングルームの平野なおみです。
前回、怒りの感情①「適切な処理の仕方」について、斎藤 学先生の著書を参考文献として書きました。
今日は、私の場合はどうだったか?について。「怒りの感情シリーズ」の完結編です。
実は以前、怒りを感じる出来事が起こりまして、その時に斎藤先生のセラピーを受けた時の事を懐古しながら書いてみたいと思います。
その時の私は、怒りを感じている事の自覚はあったのですが・・・うまく怒れなかった状態でした。こういう事ってよ~く起こるかもしれませんね。
怒りで頭が一杯・・・とまではなりませんでしたが、どうやらスッキリしない日々が続き、これではイカン!と自宅にひとりでいる時にお風呂の中で怒りを出してみました所、もう喉がガラガラになる程、怒りの感情・言葉が出てきまして
「あ~、私こんなに怒っていたんだな」と初めて自覚できたので「怒りの感情を扱いたい」・・・とセラピーの中で話しました所、
怒りを癒そうとしなくてもいい。道理があって起こっている事だから。出せているなら放っておけばそのうち静まっていく。
出さないで我慢していると、別の時とか別の人とかに怪我が両方に起こっちゃうよね。
関係性は、自分の利便性を考えてある程度、大事にした方がいいしね。相手にクレームをつけるんじゃなくて放置・傍観する。
お節介な人に対しては、丁寧にご辞退する。大人の付き合い・サイレントで付き合う。顔を合わせたらにこやかにお元気ですか?と、それのみ。
たっぷり受容と共感をしていただいた上で、こういった助言をいただきました。
いかがでしたか?
私はこの「サイレントなお付き合い」という表現がとても好きです(笑)
それから「出さないで我慢していると両方に怪我が起こっちゃう」について。
かつての私だったら、迷わずお酒で紛らわせていたと思います。(アルコールでストレスが紛れた気がするのはその時だけで、何の根本解決にも至りません。飲酒する機会と酒量が増すだけですね)
それから、もしかしたら周囲の人に「〇〇さんにこういう目に遭った」などと話して被害者をアピールし巧みに誰かを味方につけようとする、という事もしていたかもしれません。もちろん無意識で悪気なく。
(大人の関係性に於いて、何か起こった時の責任は半々である、と言いますので勿論、私にも不足していた部分がある事の自覚があります)
これだと小中学生のするいじめ・仲間外れと同じ構図ですもんね。もうこれは大怪我です!自分の人間性の信用を失う事に繋がります。
トラウマを癒せば人はこんなに変われる(回復できる)んだ、という事を嬉しく思いながら。これからもひとりの人間としての成長をし続けていきたいと思っている私です。
それでは、また
*こころとからだのケア* リフレーム・カウンセリングルーム 代表/心理セラピスト 平野なおみ
2月となりました。寒さが続くのもあと一か月くらいでしょうか。建物の真ん中に沈んでいった今日の夕焼け空がとても綺麗でした。
関東での降雪の報道を見て。北海道に暮らす人々の逞しさを改めて感じています。