私が代表をつとめる家族と子どもケア・サポートチーム主催の「パニック症・不安症を持つ方のためのグループ」そして「大切な人を自死でなくされた方のためのグループ」を昨日、終えました。
来月は、「大切な人を自死でなくされた方のためのグループ」「AC・アダルトチルドレンのためのグループ」を6月12日㈬午後に予定しています。 会場は釧路市交流プラザさいわいです。
セルフヘルプ(自助)・グループは、1930年代にアメリカで始まった「AA」(アルコホリクス・アノニマス)が原点とされています。アルコールの問題を抱え”何とかしたい、そこからの回復を目指されるご本人”が通われるグループです。
また、1950年頃に始まったとされる「アラノン」はお酒の問題を持つ方のご家族が通われるグループです。
こういったメンタルヘルスの活動が、世界各国で行われ、日本に入ってきたのは、1970年頃だったと記憶しています。
(日本の)現在では、アルコール問題以外にも、「GA」ギャンブル依存症を持つ方のグループ、「NA」薬物依存症を持つ方のためのグループ、
摂食障害を持つご本人(やそのご家族のため)のグループ、買い物や共依存などの依存症を持つご本人(やそのご家族の方のため)のグループ、アダルトチルドレンのためのグループ、性被害・性虐待被害当事者のためのグループ、発達障がいを持つ方のためのグループ、
死別や自死で遺された方のためのグループ、ひきこもり(と言われる)方のご家族のためのグループ、など各地に沢山ありますね。
AAの12ステップを用いないアルコール問題の会である断酒会や、森田療法をベースとした神経症を持つ方のための会。
それから不登校のお子さんを持つ親御さんのための会なども全国各地で行われていると思います。
心理の専門家としては勿論ですが、様々な生きづらさから回復してきた元・当事者としても意味のある素晴らしいことだと私は思っています。
私も個別のカウンセリングや心理療法だけでは足りずに、随分、色々なテーマの自助グループにも参加してきた経験を持っています。
自死遺族でもあることを公表している私は、複数の身内を亡くしています。
2016年にスタートした「家族と子どもケア・サポートチーム」の自助グループ活動の告知も随分してきていますが、
例えば「亡くした」と漢字で表すと少し悲しい感覚が起こるので「なくした」とひらがな表記を選んでいます。
「似た経験をされている方には、もうこれだけで伝わるもの」ではないでしょうか?
個別のカウンセリングや心理療法はもちろんですが、「グループの力」って本当に大きいです。
セルフヘルプ・グループは、回復を目指される方で必要を感じられる方が参加できるグループです。
そして、心の傷が少しでも癒えるのにはもちろん「その場の安全性」があることが大前提となります。
個別のカウンセリングや心理療法をご希望される方は、HPのフォームからご連絡ください。オンラインカウンセリングでは全国に対応中。
リフレーム・カウンセリングルームの「パニック障害回復プログラム」
リフレーム・カウンセリングルーム 家族と子どもケア・サポートチーム 代表/心理セラピスト 平野なおみ