こんばんは。リフレーム・カウンセリングルームの平野なおみです。驚くほどの暑さが長く続いた北海道の夏が過ぎ去り、9月を迎えましたね。
こちらを訪れて下さっている皆様は、どうお過ごしでしょうか?夏の終りの季節の変わり目、どうぞ体調など崩されませんように。
さて、今日は「自分が自分の一番の批判者でいること」から「自分が自分の一番の応援者」になっていくこと。その為に「心の中にいるおかあさん」の存在についてを、一緒に考えてみたいと思います。
「自分に厳しく」「弱い心はふっとばせ」「努力」「みんな仲良く協調性のある子」「人に迷惑をかけない人」「明るく元気な人」「頑張ってやり切る子」・・・
どこかの小学校などの校訓に出てきそうな文言ですね。生きていく上で、必要で役に立つ場面も多い価値観であると思います。
ただ、何か葛藤を抱えている時や、心身ともに弱っている時などは、この掟を自分に課し続けることが賢明ではない時がありますよね。
もしくは、この掟を守ろうとする心がちょっと人よりも強過ぎる事がメンタル不調などに陥ってしまう背景となる事が多いのかもしれません。
ご家族や周囲からするとどう見ても、学校や仕事は休んだ方がいいのでは?と思うような状態であるにも関わらず、
本人が「学校に行かないのは駄目な人のすること」「自分に厳しく具合が悪くても出勤して働き続ける人」「休む事は(人に迷惑をかける)よくない事」「メンタル不調に陥るような自分は弱い心の持ち主だから気合や根性・努力で乗り切る人」・・・などなど
をやろうとしても、更に悪化してしまう可能性が高まるのではないでしょうか。
また、これ以外にも「人(世間様)に後ろ指を指されない人」「親の自慢の立派な息子・娘」「〇〇家の人間として」「嫁の立場とは耐え忍ぶ存在」「自分の幸せよりも相手(家や家族や親類・上司など)の幸せを考えて行動する人」「男は男らしく・女は女らしく」「華美・贅沢は悪」
などの昭和の匂いがプンプンするような思考・価値観などもありますね。
こういった考え方や社会的文化的な背景や風潮からも、「~ねばならない」「~するべき」と言った思考が多くの方に培われている事と思いますが
これらの自動思考が極端に強い方は、「心の中のおかあさんに支配され続けている人」と言えるかもしれません。
私にも、何かあった時に瞬時にそれらの自動思考がぴょこんと出てくる時が今でもあります。
出てきたらその事に気付けて一旦、受け容れてあげてから「そうだったんだね、でもこの考え方は今はもう必要ないよね」と自分と折り合いをつけていけるといいだけです。
毒親論? 子育てに於いて一切の虐待のない子育てなんてない!
子ども虐待には、「身体的虐待・ネグレクト・性的虐待・心理的虐待」があり、中には命や心身を守る為、直ちに通告しなければならないケースもあるでしょう。
あまり知られていないかもしれませんが、私たち全員にその義務があります。
虐待を受けたお子さんは勿論ですが、養育者の方の心のケアとサポートの必要性をとても感じる立場の一人です。
今回のお話は、その上でになりますが、ここまでいかなくても「子育てに於いての後悔」の経験をお持ちの方は沢山おられるのではないでしょうか・・・?
「一切の虐待のない子育てなんてない」・・・この事を知った(習った)のは記憶を辿ってみると今から16年前位でしょうか。とても衝撃的でした。
「娘としての自分・母としての自分」を交互に考え複雑な心境でいたのは、私自身もひとりの親として沢山の「限界のある母」であった自覚を持っていたからです。
あの時、あんな声色や表情や眉間の皺や溜息など・・・のノンバーバル(非言語メッセージ)を伝えてしまったよな・・・の場面が沢山あります。
自分も含めてになりますが、カウンセリングや心理療法に通われる方や、お子さんを連れてこられるお母さんは、本当に力のある方ですので、私同様に「限界のある母の経験」があったとしても、
「そのしくじりに気付けたこと」に自信をもっていただきたいです。気付けて初めて(自分を)何とかしていこうとできますので。
カウンセリングやセラピーを通して「自分の中のもうひとりの自分」が「自ら取り込んで自分を支配するおかあさん」をあなたの理想的なおかあさんに育てていくと生きやすくなる
「自分の中のもうひとりの自分」というのは、何か起こった時に、「いつも周囲の顔色を伺って動いてしまったり」「人の視線・人に自分がどう映っているか?どう思われるか?がいつも過剰に気になったり」「いつもビクビクしていたり」「自分に自信が持てない人」
そして「自分がどうしたいのか?や自分の感情が自分でもよく分からなくなっている人」のことをここでは指しています。
これは苦しいですよね・・・。私もかつてはこうだったのですが「抑圧・否認の塊」で自分を防衛していましたので、自分が苦しくなっていた事にすら気付けずにいました。
自分の傷の癒しが進み「じゃ~、私はどうしたいのか?」のプロセスに移行した頃は、自問自答にも答えられない自分優先ではない、他人優先の人生を送っていた私がいました。
「一番分からないのは自分自身」と言いますもんね。
「自ら取り込んで苦しめているおかあさん」の「おかあさん」とは、「父親・祖父母・きょうだい・親戚・教員やスポーツの指導者など・上司・そしていわゆる世間様の声や価値観とやら」などもここでは含みます。
私たちは、そういったものを自ら取り込んで、自分の本当の声に耳を傾けることなく自分をコントロールしようと叱咤激励しながら生きているのだと思います。
これは本当に苦しいですよね・・・メンタルや身体の不調など起こっても当然だと思います。
自ら取り込んでいる訳なので、必要がない・役に立たない考え方は捨てていけるといいのですがこれがなかなか骨の折れる作業となるかもしれません。
それだけ「心の中のおかあさん」の力や声は絶大と言えると思います。
自分が自分の一番の批判者でいることから卒業して自分が自分の一番の応援者になる!
こうなっていけた人は”強い”と思います。カウンセリングやセラピーを通してどう変わっていきたいか?の目標はこの事に尽きるかもしれませんね。
「自分が自分をどう批判しているか?」については、また次回、一緒に考えていけたらと思います。
*こころとからだのケア* リフレーム・カウンセリングルーム 代表/心理セラピスト/自律神経の調整タッチセラピスト 平野なおみ
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