お知らせ

2024年11月12日

くしろ男女いきいき参画表彰 カウンセラー 平野直美 受賞させていただきました

くしろ男女いきいき参画表彰式 新市長さんと平野直美
新・市長さんとの一枚

この度、令和6年度 くしろ男女いきいき参画表彰をカウンセラー・平野直美が受賞させていただきまして

8日に釧路市役所で行われた表彰式に出席いたしました。

追記★「広報くしろ12月号」電子版 からもお読みいただけます

釧路男女いきいき参画とは、

わたしたち釧路市民は 性別にかかわりなく ともに協力し合い 一人ひとりが 個性と能力を生かし 家庭や職場など 社会のあらゆる分野において すべての人が自分らしく生きられる 男女平等参画を推進することを ここに宣言します

という事なんですね。

これって「心のケアを受けに来られる皆さまが・カウンセリングを通してどうなっていかれたいか?の目標(ゴール)」と同じことだよね

とわたしは思いました。

元は、クライエント側に座っていた私は、自分に対する自信を育てるのが困難だった成育歴から・周囲に合わせ、空気を読みながら顔ではいつも笑って・自分は大丈夫と思い込んでいましたが、

本当の私は

自分がなにをどう感じているのか?・自分がいったいどういう人なのか?分からないような人間でした。←(重症でしたね 笑)

このように「自分がないと」消えたい・いなくなりたい・・・と漠然とそう感じてしまっていたのも頷けます。

そんな私が自分がなぜこうなっていたのか?をもっと知りたいとカウンセリングやグループ療法に参加しトラウマとなっていた傷付いた経験をひとつひとつケアしていき、心理の学びを続け、自己理解を深め続ける事などを通して

感情をいきいきと感じられるようになっていき、自己理解だけに留まらず自己肯定を続け

「個性と能力を生かし、自分らしく生きる」という人生に於ける目標を達成できているのだな~、と改めてそう感じました。

自分の居場所を見付け(作り)そして・自分のために生きていけるようになっていったんですね。

この生き方を選択できた事、本当に良かったと思います。

もし、ノーケアだった自分を想像すると「消えたいままで・いなくなりたいままで・そうなっている理由も分からぬままで・自分がなんなのか分からぬまま周囲に合わせ」流されるまま、ただただ生きていたのだと思います。

それってせっかくのこの人生が勿体ないですよね。

私の好きな旧市役所前のポプラの樹

快晴の表彰式日和。この街で沢山の方々の力を借りながら二人の子どもを産み育てているひとりの母親でもある私です。 あんな事もこんな事もあったな~、と感謝と共に懐かしく思い起こしながら巨大ポプラを見上げました。

晴れやかな気持ちで会場入り。

式次第。本当に沢山の方に助けられながら、たくさんのことを続けて来られている事に感謝の想いしかありません。ひとりでは到底できませんから。

いただいた表彰状。「地域に暮らす私たちのためにの想い」でやってきましたので、今回こうやって受賞させていただけた事は何よりも嬉しいです。

記念品としていただきました阿寒町の御菓子と音別町のフキで作られた御扇子。

駅やコンビニなどでもよく見かけるこの釧路シリーズの御菓子、阿寒町のあそこのお店で作られていたものなのだと知り嬉しくなりました。

このお扇子は夏まで飾っておこうと思いますし、夏に使わせていただくのが今から楽しみです。釧路の夏も暑くなりましたのでね。

釧路新聞さん。学習会に何度も足を運んで下さったり、「大切な人を自死で亡くされた方のためのセルフヘルプ・グループ」「パニック障害・不安障害を持つ方のためのセルフヘルプ・グループ」の案内をずっとしていただいてきました。

北海道新聞さん。地域のための心理学講座やセルフヘルプ・グループについて、パニック障害やお子さんの不登校についてなどの学習会・個別相談会などを記事として何度も取り上げていただきとてもお世話になっています。

最後に

カウンセラーとして活動を始めた2012年から、私の原動力のひとつは「自死と言う事故で亡くなられた方々がまた生まれてきたいと思えるような世の中に・もしなにか0.1ミリでも変わっていくのであればそこに自分の力を使いたい」

という想いがありました。

そしてそこは全く変わっていない事を式のご挨拶の文章を考えて思いました。そんな世の中は、私たちにとっても、これから続いていく下の世代にとっても居心地の良い・優しい世の中ですから。

特に、感染症の流行以降、若い方々の自死は残念ながら増えてしまっています。多くはメンタル疾患を抱えていたと思われます。

ケガをしたら手当をするのと同じように、心の傷付きにもケアがなされる事が必要です。

ただ心の不調は、外科や内科のレントゲンや血液検査の数値のように目では確認できませんので、ご自身や周囲も気付きにくいのは自然な事だと言えますが

なにか傷付く事があった時、死別によるお別れがあった時、健康であったご自分を喪失された時、怒りや悲しみなどの感情が大きく揺れ動いた時、職場や恋愛などの人間関係がうまくいかずに困ってしまった時、家族やパートナーの持つアルコールやギャンブルの問題が苦しい時、事件や事故に遭った時や目撃してしまった時、性被害に遭ってしまった時、

子育てに疲れてしまった時、お子さんの不登校で気持ちが擦り減ってしまった時、産前産後に昔の嫌な記憶が思い出される時、眠れなくなった時、寝ても疲れが取れなくなった時、頭痛や腰痛、肩凝りなどの身体症状が治療していても良くならない時、

消えたい・いなくなりたいとふと感じた時・・・

心のケアを受ける事は、将来的になにか大きく発症してしまう事の予防となり得ます。

地域に於いて、心のケアを受ける選択がじわりじわりと拡がっていく事で、私たちひとりひとりにとって居心地の良い・優しい世の中がひろがっていく事をねがいながら

今後も変わらずお仕事をさせていただきたいと思っています。

最後に、私をいつも成長させて下さっている大切なクライエントさん達に感謝しながら。

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