お知らせ

2022年12月7日

12/10 釧路】子どもの”扱い方”学習会         

子どもの”扱い方”学習会 今月のテーマ「ジェノグラム(心理的家系図)を書いてみる」

今月の【子どもの”扱い方”学習会】のご案内です。

と き: 2022/12/10㈯ 13:00~15:00

ところ: 釧路市交流プラザさいわい

参加費: 3.000円

対象: お子さんとの関係性を”もっと”良くしていかれる為のコミュニケーションスキルなどを学ばれたい親御さん / カウンセリングに通われているクライアントさん限定ではなく、通われていない方も参加できます。

今月のテーマ:「ジェノグラムを書いてみる」     ジェノグラムというのは、心理の専門家が使用する「心理的家系図」と言えるようなものです。親子三代くらいに遡って、実際にご自身で書かれた「流れ・連鎖」を眺めて(外在化して)みる事で、ご自身が上の世代から「どういったコミュニケーションの持ち方・思考や認知の在り方などを受け取っている傾向があるのか?」を調べてみる作業を通して、お子さんの為となり得る沢山の「気付き」が得られる事と思います。ロールプレイやイメージ療法、自律神経系、子どもの精神心理のお話も毎回、取り入れています。

【要・お申込み ~お申込み締切12/9~】 個別のメール or 初めましての方は「お問い合わせフォーム」からお願いします。

少人数制

持ち物:飲み物・筆記用具・(必要に応じて)ひざ掛けなどもあるといいかもです。

主催:リフレーム・カウンセリングルーム 

講師:児童/思春期セラピスト/自律神経の調整タッチセラピスト 平野なおみ

子育てに悩みを抱えられたり、孤独感を感じられている「お母さんのサポート」と「安全な居場所を確保する」必要性

「子どもの扱い方学習会」は、カウンセラーによる釧路の不登校サポート事業のひとつとして2021年より、釧路で(基本的に)隔月で行っています。

カウンセラーによる釧路の不登校相談はこちら

お母さんだけではなく、お父さん・おじいちゃんやおばあちゃんのご参加も勿論、大歓迎です。

もうひとつの「お母さんのためのグループ療法・WS」も隔月開催ですので(WSはクライアントさん限定)基本的に毎月、似た経験をされている仲間と出会い、安全性に配慮がある場で、共に時間を共有できるという事も目的のひとつです。

お子さんの回復には、お母さんが笑顔を取り戻される・大丈夫になる事が「最も重要で・(遠いようで)最も早道」と私は捉えていますので、安全な居場所のひとつとしてご活用下さればの思いから、より参加されやすい形で開催しています。

子どもの扱い方やコミュニケーションって? 具体的にはどんな事が学べるの?

例えば、(話してくれる事はほぼ無く親御さんが見付けるパターンが多い、と私は思っていますが)

「お子さんが自傷行為をしている事を話してくれた時」    

驚いてしまったり、大きく動揺されるなどの反応が起こる親御さんが殆どかと思います。反射的に「いつからやってるの?どうしてそんな事してるの?言われても困るから聞きたくない」などの怒りとしてお子さんに伝えてしまう方も、とても多いと思います。

怒りと言う心理的な防衛機制が働いていて、こういった反応は、よ~く起こるとても自然な事ですね。

次に、せっかく思い切って親御さんに打ち明けてみたお子さん側の視点で考えてみますね。

打ち明けてみた→怒られた・なんだかキレられたようだ→そっか、こういう事はもう言うのはやめた方がいいんだな・・・

こうなると、お子さんを助けていこうとされるのとは、残念ながら真逆の方向に行ってしまう可能性が高くなってしまう、のがお分かりいただけると思います。

親御さんは、お子さんを大切に思っているからこそ、すぐには受け容れられなくて心理的防衛機制が働いているだけかもしれませんが、このやり取りだけで終わってしまうと

お子さんには「私にとってあなたはとっても大切な存在よ」と言う親御さんの気持ちが全く伝わっていないコミュニケーションで終わってしまいます。

では、どうしていくのが「お子さんの辛さにとって」有効なコミュニケーションなのでしょうか?

「そうだったんだね。リスカしちゃいたい位、辛い事があるのかもしれないんだね。それは大変だったね。お母さんに大切な事を話してくれてまずはありがうね」

これだとお子さんの辛さを否定せずに受け止めていますので、お子さんは「困っていたので話してみたら尚更、傷付いたのでもう言わない」という事には繋がりにくくなりますし、自分でもなぜ自傷行為をしているのか?分からないけど、聴いてくれそうだからもうちょっと相談してみてもいいかな?になりやすいかもしれません。

次に、「その状態をどうしていくのがいいのか?」と言う方法も、年齢に応じた言葉でしっかり伝える必要があると私は思っています。児童期・思春期のお子さんは、まだ前頭葉が未発達ですので、先の見通しは立てにくいので。

「きっと何か辛い事があってやっているのかなとお母さんは思うんだけど、どう思う?」

「別に辛い事なんてない」→「そっか、辛い事はないんだね。分かったよ」

「あのさ、どこか怪我をしたら手当をする必要があるよね?辛い気持ちや、心の傷って目に見えないからとっても分かりにくいんだけれども、傷には手当てが必要なんだよね。お母さんと一緒に心理の専門家の所に行ってみるのはどう?」

というような言葉があると、一緒に解決していきたい(とお母さんは思っているんだよ)・お母さんがいるからもう大丈夫だよ、などの姿勢や気持ちもお子さんにしっかりと伝わると思います。

自傷行為の例として書いてみましたが、例えば、お子さんが死にたい気持ちを打ち明けてくれた時に、親御さんがもっと大きく反応される事は当然な事です。

こういった知識やコミュニケーションスキルを身に着けていこうとされるお母さんは、お子さんにとってとても最強だと言えると私は思っています。子供は親御さんの持つコミュニケーションを学んで身に着けていきますので、お子さんの、現在、そして将来の「生きやすさ」に繋がっていきますね。

こういった事を、ロールプレイを交え、一緒に考えながら進めていきます。

一緒に学んでみたい、健全なコミュニケーションの持ち方を子どもに連鎖させたい、不器用なコミュニケーションを変えていきたい!などなど・・と思われる方の参加お申込みを心からお待ちしております。予定が合う月だけのスポット参加も可能です。

☘こころとからだのケア☘  リフレーム・カウンセリングルーム (いくらなんでもご案内が遅くてごめんなさい状態の^^;)  平野なおみ